Throwback to ’60s

※この記事は去年、2014年の11月にアップしようと思ってたポストなんですが、機会を逃してしまいずっと下書きフォルダに入っていたものです。なのでものすごく今さらなんですが、せっかく書いたのでアップすることに。

実は去年の11月、ヴォーンさんの誕生日のあった週末に、ニュー・ビバリー・シネマという映画館で映画版ナポソロのリバイバル上映があったのです。

ロサンゼルス、ハリウッドの一角にあるニュー・ビバリー・シネマは、35ミリフィルムのみを専門に上映する名画座です。現オーナーは映画監督のクエンティン・タランティーノ。若い頃からこの劇場のファンだったタランティーノが、先代オーナーの不慮の死、そして経営難で閉館寸前だった名画座の経営権を買い取り、改装オープンして現在に至ります。今では自らプログラムの構成も手がけており、毎週2本立てで上映されるフィルムには彼のプライベート・コレクションも多く含まれます。タランティーノ曰く、「僕が生きている限り、そしてリッチである限り、この名画座で35ミリフィルムを上映しつづけるよ」とのこと。映画マニアここに極まれり!男前なコメントです。

そんなタランティーノ監督、実はナポソロの大ファンなのだそうです。そしてヴォーンさんの誕生日がある週末の10月21日と22日に『消された顔』『地獄へ道づれ』を2本立てで上映することをナポソロコミュニティで教えてもらい、これは行かない手はないと鼻息も荒く観に行ってきました。

ニュー・ビバリー・シネマのFacebookページは、上映期間だった週末、こんな感じでナポソロバージョンに!

fb

劇場に到着すると一番上の写真のように、看板にどどーんとMan From U.N.C.L.E.!ウキウキしますよね。そしてロビーでは、何となんと日本の劇場公開当時に映画館で売られていたパンフレットのカラーコピーを無料で配布していました。

と言っても実は劇場に来ていたほとんどの人は、Facebookのナポソロコミュニティー経由や劇場の公式Twitterでこの無料配布のことは知っていて、みんな楽しみにしていたのです。それにしても何という太っ腹。チケット自体が8ドル(800円ぐらい。しかも2本立てで、です!)と安い上に、200席ほどの小さな劇場で、満席になることなんかほぼないので経営は赤字に違いないのですが…。ホントにタランティーノ様々です。

ticketbooth

チケット売り場はこんな感じ。街角の小さな映画館といった雰囲気です。

concession

売店の横には、おなじみのポスターも。

今回上映されたフィルムはイギリスで公開されたバージョンなので、検閲が入っていたのですが、なぜか『消された顔』のナポさんのシャワーシーンの一部がものすごく唐突にカットされていました(笑)。私はナポソロのオリジナル世代ではないので、映画館という超大画面でナポさんとイリヤを見れてそれだけで感激モノだったのですが、ノイズも最小限でフィルムの状態がとても良く、大満足でした。60年代だなあ的なシーン(誤解を恐れずに言うと、ちょっぴりチープな格闘シーンや、ナポさんやイリヤのおよそトップエージェントとは思えぬやられっぷり)は爆笑したり、会場のみんながナポソロファンだと分かっているので、みんな安心して色々なリアクションを取っていてすごく楽しかったです。

TGAAリポートの方でも書きましたが、吹き替えと本家の声の印象が随分と違う(特にイリヤ)ので、すごく新鮮でした。例の有名な(笑)「指切っちゃった」というセリフも、那智イリヤだとものすごくカワイイのですが、マッカラムイリヤだと「げ、指切っちまった」に近いトーン。勇ましいというか、やんちゃな感じなんですよね。そして矢島ナポさんに比べ、ヴォーンナポさんはより大人というか、上司っぽい雰囲気があります。

ちなみに本編だけでなく、当時劇場で流れていた予告編まで見せてくれたので『ベネチタ事件 The Venetian Affair』と『追いつめて殺せ! Sol Madrid』の予告も見れました!(後述しますが、数日後に『ベネチタ事件』も上映してくれたのです)あとは『殺しのビジネス Kiss the Girls and Make Them Die』、『ビキニマシン Dr. Goldfoot and the Bikini Machine』などなど、ザ・60年代!を堪能。

これもTGAAリポートにも少し書きましたが、このナポソロコミュニティーの中心になっているロバート・ショートさんは『ビートルジュース』の特殊メイクアップでアカデミー賞を受賞、現役バリバリの業界人なため、コミュニティー自体に業界人がとても多いのです。なので完全な一般人の私は、このような集まりがあってもやはり尻込みしてしまい、なかなか輪に入って行くことができないのですが、イベントの時にもらった「50」のバッジをつけて行ったので、声をかけてもらえて嬉しかったです。ロバートさんとも少しお話することが出来て、私が持参したパンフレットのオリジナルを見せて「あー白黒写真にカラー付けしてるんだね。60年代だなぁ〜」なんていう会話を少しできて嬉しかったです。すごい人なのですが、とても気さくな方で、本当にナポソロのことが大好きなのが伝わってきます。

今回の上映が実現したのも、いわば彼のおかげ。実はTGAAを開催するタイミングで上映してくれないかと劇場側に打診していたものの、その時は返事をもらえずそれきりだったそうなのですが(後で知ったそうですが、その頃は経営権の移行などで劇場側がすったもんだだったとか)打診をしたことで彼らの目に留まり、上映候補のリストに載ったのかもね、という話をされていました。

poster2

このポスターは劇場のロビーに貼ってあったものです。まあ何とナポさんの素敵なこと!実はこの写真を撮っている時、天井のライトが映り込まないようにと一生懸命なあまり横にいる人に気づかず(大迷惑)、同じように写真を撮っていた御仁と肩があたってしまいました。その時は全然彼のことを誰とは知らずに「このポスターいいよね〜」とか雑談していたのです。で、ライトが映り込まないように引き続き頑張っていた私を見て、彼は何と背伸びしてパンフレットでライトを隠してくれました。なんといういい人!そしてその後、ロバートさんが「僕の友人だよ〜」という感じで軽ーく紹介してくれたのですが、何と人気テレビシリーズAgents of S.H.I.E.L.D.のプロデューサー、Robert Parigiさんでした。そんなすごい人にお手伝いさせてしまう私って…。彼もロバートさんと同じく、とっても気さくな方でした。

venetianaffair

この2本立てを見に行ったのが土曜日だったのですが、翌日の日曜日、そして月曜日には何となんと、ヴォーンさん主演『ベネチタ事件』も上映されたのです!実は私は一度もこの作品を見たことがなく、いつか見るぞーと思いながら時間だけが経っていたのですが、まさかの初見が映画館で、しかもフィルムで見れるとは本当にラッキーとしか言いようがありません。ナポソロ映画の上映前に、明日のベネチタを見に行くかという話を周りの人たちとしていた時「本編よりもポスターの方が出来がいいからなあ」とキツい批評を飛ばしてる人がいたりもしましたが(苦笑、でも否定できない…)、ナポソロではめったにお目にかかれない?ヴォーンさんの哀愁漂う姿を大画面で堪能。いやあ〜壮絶に格好よかった!

ticket

チケットはこんな感じで、実に昔ながらのスタイル。

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